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2月, 2012の投稿を表示しています

)) Fコマースも使い方次第

Fコマースから撤退する大手ブランドたち http://www.techdoll.jp/2012/02/24/fcommerce_realitybites/ 寝ぼけてるとしか思えない「ソーシャルメディアで儲ける」論 http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=2234 明確な答えはなかったものの、私もFコマースの可能性に「?」でした。理由は数値的なことではなく、体感的に「Facebookでお買い物の話が盛り上がるか?」という疑念です。あなたはどうでしょう?誰かが「イイね」とオススメした商品を「××さんがオススメしてるから見てみよう」となったことあります? もし、あなたがクリックをしたのであれば、それは欲しいと思っていた(または、潜在的・将来的に必要になるであろう)商品であったはず。結局のところ、「物を買う」行為は、人に勧められて起こることではないはず(お金持ちは違うのかな?) もしかしたら、センスの合う人が継続的に1つの商品を勧めてくるとかあれば、0からでも心動くのかもしれません。しかし、情報が流れて消えていくタイムラインがメインのFacebookでは、継続的にその情報に触れることが物理的に難しいはず。結局、「オススメ⇒買ってもらう」というフローを実現したいなら、今まで通り有名人にオススメしてもらう方がよっぽど効果があると思います。金銭的にそれができないから、みな成果に繋がりやすい「欲しいと思っている人」を様々な方法で探してるんですよね。 ただ、自分が買おうかと迷っているものを友人に勧められると「背中を押される」効果はありますよね。あと、流行りものや限定品などは、うまくやればFコマースもありだとは思います。 それより試してみたいのは、上のブログにも書いてあるように、ユーザーと作り上げるアイテムの販売など。参加するのはとても真剣な顧客(ファン)たちでしょうから、まとめあげるのは大変な作業になりますが、Facebookを使うなら、ここまでやれば、今後に繋がる効果もありそうです。

)) ルアーとWEBサイトは同じもの。

魚を釣るために、メーカーは様々なルアーを作ります。全く新しいアイデアのもの、過去のものをフラッシュアップしたもの、昔のものの展開版(サイズ違いやカラー違い)など。 私のタックルケースにも、新旧様々なルアーがあります。プロが超オススメする最新のルアーもあります。しかしそのルアーは魚を1匹も釣ることなく、タックルケースに眠っています。 私はつくづく思うのです。 ルアーは魚を釣るためのたかが1つの道具です。新しいから、プロがオススメしてるから、みんなが使ってるからと思って使ってみても釣れません。(稀に偶然釣れて最強の道具の1つになるパターンもありますが。) 結局、そのルアーがどんなものなのか。先行深度は?形は?動きは?他にどんな効果が?他のルアーと何が違う?どういうシーンで強い?これらのことを理解した上で、いつ、どこで、どんな魚に対して使い、魚にはどうアクションさせるのか?そこまでイメージできてこそ、やっとルアーの効果を発揮、成果を出すことができます。 プロから学ぶのは、このルアーでどれだけ釣れたとか、だれがオススメしてるとか、そういうことではないのです。そのルアーを使うシチュエーションやタックルバランスなど、ありとあらゆる事例を聞くとこで、自分の環境の中で訪れる「ここだ!」というポイントで正しい選択ができる知識を得るのです。 あぁ、釣りとWEBってなぜこんなに似ていて、こんなに楽しいのか。。中毒になりますわね。 しかし、否定したくないのは、新しいのもを見た時の第一印象。そこでキラッと光ったものを、「使いこなせないなら買うな」とは思いません。使いこなせないからといって「使えるまで使い込め」とも思いません。第一印象や直感、フィーリングを私はかなり信じています。ただ、道具を手にしたら一度はとことん理解しようとする、最適な使い方をしてみる。その上で判断する。自分自身の考えで。

)) やっぱりブログで情報収集するのが一番ですね。

私の情報源はブログです。ブログがではじめた頃はたくさんのブログを漁っては、自分が欲しい情報を書いているブロガーを探しました。たくさんのブログを入れ替え入れ替え、今は、1日分を1日で消費できるぐらいの更新ボリュームに抑えてRSS購読をしています。 購読中のブログ————————— 友人知人ブログ19 趣味の釣り関連ブログ12 毎日チェックブログ13 時間がある時チェックブログ7 ——————————————————- 結局残ったブログを見てみると、仕事関係のブログは21。情報配信ではなく、個々の考察などを述べる深い内容のブログがほとんどです。そのため、更新頻度も週に2.3度と負担にならない程度です。 一時は、業界の最新についてくぞ!と、毎日数件更新されるようなブログも多数読んでいましたが、まず、さばけません!未読件数が溜まるとテンション下がり、リーダーを開くのがイヤになります。 しかし、ブログの役割はここ数年で大きく変わり、浸透してきました。自分の考えをただただネット上に放つ、という感覚から、社会的個人の確立のための1ツールに変化しています。 私も遅まきながら参加したという感じですが、根がおバカなものでなかなか納得のいく形にはなりません。とはいえ、継続していくことが最重要だと思っているので、続けます。続くように、「週に1回は必ず更新!」みたいなルールは作りません。しかも、書いたあともあまり置かずに、すぐアップするようにしています。長く置くと恥ずかしくなってきて、公開したくなくなるので… とりあえず情報の質にはこだわりたいところです。現在は環境的に具体的なことが書けない状態ではありますが、春以降徐々に、私の環境でしか放つことのできない情報に切り替える努力をしていきたいと思います。 (ちなみに趣味の釣りブログは6年目に入りました!こっちはかなり続いています。) しかし、Tumblrで良いのかはまだ微妙なところです…。

)) 情報の形式を変えることで見えてきた、新しい繋がり

pinterestの良さは、本当の“センス”や“価値”でつながることができることではないでしょうか。 Facebookなどの実名登録性のものだけに関わらず、Twitterなどでもやはり、「言葉」は嘘をつくこともあれば、過剰な表現をされることがあります。様々なひとを経由することで、意図しない形に歪んでしまう場合もあります。 しかし、「画像」は嘘をつきません。たくさんの人を伝っても変化しません。ピンされた画像には明確な答えがないため、見る側のセンスや価値観で解釈、分類されていきます。 私はこれこそがキュレーションだと思っています。人基準での情報の分類・整理ではなく、センスや価値観を基準にした情報の分類・整理です。 しかし、まだまだ課題もあります。pinterestが扱う情報は画像のみ、いわゆる“様々な情報のキュレーション”を望むユーザーの答えには、まだなっていません。しかし、センスや価値を軸とする情報の分類・整理の方法のヒントは得られました。これを元に様々なサイトにも応用していけるのではないでしょうか。 ※ピンさせないコードがPonterestから発表されましたね。 こうなるとなかなか、思っていたようにはいかないかもですね。 http://pinterest-guide.com/archives/4078.html

)) ソーシャルメディアは口コミツールではない理由

ソーシャルメディアは1つの流入口と書きましたが、もう一つ重要な役割を持ち合わせています。それは拡散。いわゆる口コミ。Facebookを例にとると、「いいね」「シェア」機能です。 ご存知の通り、「いいね」「シェア」を押せば、自身のフォロワーのタイムラインに、「●●さんがいいねしてます」とわかりやすく掲載されます。 この拡散機能は、流入施策としてはとても重要です。簡単に言ってしまうと、1つの施策をうてば、あとはほっといても広がっていきますし、うまくいけば長期的に成果を発揮します。 というのが、Facebookを施策のひとつとして始める企業が考える、Facebookの良さであろうかとおもいます。実際、そのような口車に乗せられ、ここ1年でFacebookアカウントを開設した企業が多数です。 しかし、実際は企業のサービスや商品情報を掲載しても「いいね」なんてそう簡単に押してくれません。なぜなら、みな広告だということはわかっているからです。下手な広告に「いいね」してしまうと、自分のタイムラインを汚してしまいます。そのため、ユーザーはとても慎重です。 しかし「いいね」をもらえないからと、Facebookをやめることはできません。フォロワーがついたら尚更やめてはいけません。放置はよくないので更新が必要です。一方通行の情報発信だけならソーシャルメディアを使う必要がありませんから、顧客との双方向のやり取りが必要です。企業としては、思った以上に成果がでない上に負荷のかかる業務が増えたというわけ。 何が言いたいかというと、Facebookなどのソーシャルメディアは、今後もある程度重要な1つの流入口です。しかし、運用する企業の担当者は、流入施策だと思ってはいけません。あくまでもブランディングのツール、コミュニケーション促進ツール、顧客の育成サポートツールであるということを認識しなければいけません。 楽天で店を出し、Yahooショッピングに店を出し、オフィシャルサイトで店を出す…といったような流入口拡大の施策と同等の考えでFacebookなどのアカウントを開設してしまうと、あとがとても大変です。 顧客とのコミュニケーションにどう使うか、どういうスタンスでどう更新していくか。顧客とのコミュニケーションが成功したその先に、拡散がまっています。特に、Facebookのような実名登

)) ソーシャル的風潮を見ながら、改めて心に決めたこと

最近のソーシャル的な風潮に対して、私はどんどんと違和感…率直な言葉にすると「気持ち悪さ」を感じています。発端は、私自身、最近楽しいweb構築・運用をやってないなぁ…という思いからでした。 楽しいweb構築ってどんなんだったっけな、と考えると、私にとってのそれは、ITを使って今まで出来なかったことが出来るように、または面倒だったことが簡単にできるようになること。そして、それを本当に使って欲しい人に如何にして知ってもらい、使ってもらい、フィードバックをもらうこと。 しかし、最近はソーシャルに重点がおかれ、考えることといえば、どんな情報ならシェアされるのか?より広がるのはどんな情報なのか?ということ。何かを解決することに重点がおかれていない気がします。 例えば、積雪で困る人たちの情報が流れてきます。みな、何か助けることはできないかという気持ちだけで、あまり考えずに情報をシェアします。ボランティアへ行ったという情報があれば「いいね」を押します。 それが今のインターネットの風潮なのです。 結局、リアルな世界では何も解決できないのに、少しでも何かをした気分になってしまいます。使うユーザーは悪いとは思いませんが、その良し悪しを深く考えずに(無責任に)利用する、我が業界に不安を感じます。 もちろん、ものによっては活用すべきものではあると思いますが、「とりあえずイイねボタンつけといたら?」とかそーいう安易な発想は考え直さなくてはいけませんね。でなくては、ただでさえ他人の意見に左右される日本人、今後のネット上に広がる情報の質の低下を危惧します。 ユーザーの課題解決と、成功体験のシェア機能、そしてそれらは、ITらしい、シームレスで、簡単な操作で完結できる。 そんなwebサイトの基本を忘れず、“良いサイト”を作っていくこと。そうすれば口コミは勝手に広がる。下手にあれやこれや操作せず、これからも純粋に人の役に立つサイトを作っていきたいです。

)) 「フェイスブックマーケティング」なんてのは存在しない@同意

「フェイスブックマーケティング」なんてのは存在しない @mediologic http://mediologic.com/weblog/?p=2214 面白いのでリンク。 私も同意です。 私の感覚的には、あぁ、また新しい顧客接点ができたな、っていうレベルです。他の流入元と同等。 ただ違うのは、情報のやり取りではなく、どうしても人と人との付き合いになりますから、Twitterよりメンドくさいです。 ※たまにTwitterとあまり差のない情報発信だけしてるところもありますが、それならやる意味あんまり無いかと。 なので、顧客との濃厚な接点(どちからというと発信より受信がメインで)が必要な会社やお店のみやるべきです。 安易に始めている会社が多くて、これからどうすんだろ…と思います。  

)) ソーシャル時代における「本当」のコミュニケーションについて少し考えた

最近、TwitterのTLを埋める高広伯彦さんとイケダハヤトさんのやり取り(私は一部しか見ていません。私が見たときは高広さんの一方通行状態でしたが)。その関連のツイート中で、私の目を引くツイートがありました。 “「自分に都合のよい言葉」が届くことがコミュニケーション”   @yasuyukima “自分に心地いいコミュニケーションしかできないのは,コミュニケーションが出来ているとは言わない。 相手が合わせてくれているだけの可能性もあるし,物事の本質が見えているとは言い難い。”  @Ikazuchi_maru 確かに、コミュニケーションというのは、同じ意見の人たちが集まって「そうだ、そうだ」ということではありません。様々な意見を持った人たちが集まり、意見を「伝え合う」。そしてお互いに「聞く」こと。しかしそれは結論として「皆が納得する結果に落とし込む」ことではないと考えています。 どうしても「コミュニケーションが成立した」ということを「意見が一致した」と捉えがちです。もしくは「同じ方向(立場?)から話ができた」など(いわゆる現代の「いいね」)。確かにそれも通常のコミュニケーションの一部ではありますが、それだけで終わってしまうと、新しい発見も広がりもありません。 仕事でもプライベートでも、自分の中から何か新しい価値を生み出したい人、人を動かしたいと考える場合は、本当の意味で広く深く、様々な人とコミュニケーションをしなければいけません。そうでなければ、“今”を超えるものは出てこないのです。“今”をたくさんの人に「いいね」されたことは決して、「良いコミュニケーションが生まれた」ことではないのです。 私自身もコミュニケーションがそう得意ではないため、どうしても苦手な人(共通の話題がない人や会話のリズムが合わない人など)とコミュニケーションするのを避ける傾向にあります。しかし、それでは「何か新しいことを生み出す」「誰かを動かす」ことはできないのだと、そんなことを改めて感じた次第です。 しかし、「インターネット上(ソーシャルメディア)で、本来のコミュニケーションをしない」ことは決して悪いことではありません。ネット上のただのサービスですから、自分の好きに使えば良いのです。 そうではなく、私がずっと感じていた最大の問題点は、現在のネット業