)) 部下を育てる「気付きを与えること」


前回に書いたとおり、勤務先の会社が変な方向へいこうとしていたので、問題提起を行い、只今会社全体の組織改革、意識改革の実践フェーズに突入しています。

久しぶりに、7時出の23時帰りという年齢的にも主婦的にも厳しい日々を送っております。さらにダンナさんには色々我慢していただいており、恐縮しております。


会社自体が良い意味でも悪い意味でも会社らしくなく、スタッフも会社らしい会社に務めたことのない人間ばかり。組織らしい組織もなく、業務も整理されておらず、責任範囲も曖昧で同時に給与・評価制度も明確ではありませんでした。

きちんとした組織を構成するために、管理職を作り、各スタッフの責任範囲を明確にし、責任に見合った報酬を与えるよう変えてもらうことになりました。

それと同時に、管理職になるであろう人間への意識改革が重要となります。まだまだうちの(次期)管理職の人間の意識の中には「スタッフの意識を変えなければ」「会社の仕組みを変えなければ」「業務を効率化せねば」といった発想が多いのですが、私はそうではないと思っています。

まずは「自分がとことん反省すること」。
全ての元凶は、管理職である自分自身のせいだと捉え、何が原因だったかを反省する必要があります。それは部下が働かないからでもなく、会社の仕組みが整っていないせいではありません。全て、自身自身の行動が起こしたことです。

その次に「自分はどう変わるべきか」。
まずは自身の反省点をふまえ、周りの人間に「なんか最近あの人変わった」と思わせるぐらいに変わる必要があります。それは周りを変えるより先に、変える必要があります。

そして、認識しなければいけないのは、「周りが変わったところで、人(自分も含め)は変わらない」こと。悪いことが起こった場合、よく人は周りのせいにします。「環境が悪い」「あの人が悪い」など。たとえそのような原因があったとしても、その点を予測し、リスクを回避する策を打ち、コトがうまく進むよう手を打たなかった自分に責任があります。

自分が変わること。
まずはそこの意識改革が第一です。


そして私が1番重要と考えているのは「自分で気づくこと」。自分の課題を自分で気づき、自分が変えるべき点ややるべきことを自分で気づくこと。そこは本人以外の誰かが教える(指示する)点ではないのです。私がやるべきことは、そこを気づくためのヒントを与え続けるところだと考えています。

わかっている人間が答えだけを与え動かせば、的確でスピードのある改革ができるのでしょうが、それでは後に続きません。また、ヒント自体の出し方も大事ですよね。口で言うだけでなく行動で見せる必要もあります。また、ヒントを出す人間自身の人間性や信頼性も大事です。

どちらにしても、やっぱり最後は「自分はどうあるべきか」。そして、それを「ブレずに」「継続する」ことが何より大事なんですね。

 

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